IT業界の闇 〜その1〜

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よくIT業界は多重下請け構造と言われています。
大きなプロジェクトだとITゼネコンと揶揄される大手が受注して
仕事が下請けに降りてきます。
そして、下請けがさらにその下請けに発注します。
2次受け、3次受けなどは当たり前でひどいと4次、5次受けになります。

この結果、仕事をしているのは末端のエンジニアだけで中抜きしている間の業者は
管理名目でお金を抜き取っていきます。

例えばお客様が1人あたり1ヶ月に100万円支払っていたとしたら
元請けが50万円抜き取り、2次受けが20万円抜き取り、3次受けが10万円抜き取り
最後の末端企業が20万円受け取ります。実際会社の取り分もあるのでエンジニアに支払われる額はさらに小さくなります。
お客様は100万円分の仕事を期待されているはずですが、十数万円しかもらえないエンジニアの質は知れています。

こうして、スキルがないエンジニアが大量投入されプロジェクトが破綻していきます。

スキルがないエンジニアが何人いてもプロジェクトは進まないばかりか悪戯に時間とお金を消費していきます。
最悪、賠償責任にまで発展することも・・・

問題は下記の通り
・大手に丸投げで、業界の仕組みを理解せず発注する企業
・中抜きだけでほとんど仕事をしない会社
・開発経験がなく無茶苦茶な指示を出すSIer
・スキルのない人間を無理やりアサインする悪徳派遣会社やブラック人貸しIT企業
・どんなブラック案件でも受けてくる下請け営業マン
・少ない報酬でこき使われても黙っている自称エンジニア

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